刀剣乱舞にハマって以来、実際の刀剣を見に行く機会は増えたんですが実際見てみると「わー!これがあの…!」以外の感想がなく…そして横にある解説を読んでも呪文にしか見えず…
ネットである程度は調べられますが、それが実際の鑑賞に活かせたわけでもなくどこかで勉強できる機会が欲しかった時、この展示がいいよ~と勧めてもらったので行ってきました。
刀剣乱舞に出ている刀剣が出ているわけでもないし、駅からも遠いし…と展示が始まってもしばらくはあまり乗り気でなかったのですが、先に行っていた人から、一振り一振り見どころが解説してあるよーと教えてもらい、しかも鑑賞に使える手引ももらえるとのことだったので行くのを決めました。
あとは、今月山姥切国広、来月大倶利伽羅を見に行く予定なので、刀剣乱舞の中でも特に好きな二振りだからちゃんとした知識をもって見に行きたい…!という煩悩も含まれています。
ここでも国広と広光の刀が展示されるしね!!
駅からバスも出ていますが、今日は天気が良かったので歩いて向かいました。20分くらいかかるけどね…!用水路沿いをひたすら歩きます。途中一部の区画が写真のような雰囲気あるつくりになっていました。
グーグルマップ先生に従って向かうと、本当にここから入っていいのか怪しい裏門に到着。
そこを抜けたらこんな素敵な建物がありました!
ただし美術館はここではなく…(わからなくて扉の前まで行ってしまった)
こっちです。
美術館は結構混んでいて、刀剣のケース前はすべて埋まっていたので並ばないと最前列で見るのは難しい感じでした。
ので私も並ぶ。来ているのは審神者より刀剣好きの男性の方が多い印象でした。みんなじっくり見ているのか、ガラスの顔の高さに鼻が当たってしまったあとがたくさん…笑
チケットを買うと展示目録と一緒に「刀剣鑑賞の手引き」という厚めの両面A3のリーフレットをもらえます。これ見ながらだとより理解が深まります!!!
入ってすぐ、刀剣鑑賞ではどこを見て楽しむのかという説明の後はただひたすら並んだ刀剣達を一振り一振り見ていきます。
刀剣には刀匠の解説だけでなく、押型が一緒に置かれていて、そこに地肌や刃文の見どころが説明されていました。刀剣と照らし合わせながら見れるので「おおーーーっ!これが!!名前だけは存じていましたが!」と感動しました笑
今回の展示で特に自分が好きだなーと思ったのは
・長船真長小太刀
・堀川国広刀
の二振りです。
長船真長小太刀は長船派らしく刃文が華やかで、全体に匂があり光が当たる角度によってころころ表情が変わるのでずーーーっと見てられる。最初に最前列で見て、最後にもう一回、と2列目から見たら全然違って見えてびっくりしました。
一緒においてあった拵のデザインがとてもかっこよかった。
堀川国広の刀は、表が切刃造り、裏が鎬造りです。切刃造りものすごく綺麗でかっこいい…!
山姥切国広の写真も切っ先がとても大きいのが印象的だったけど、大切先が国広の特徴??
刃文も大乱れで、切っ先も大きく存在感がありました。龍と三鈷柄剣の彫り物も刀身全体にバーンとあり、とにかく目立っていた印象です。
広光の脇差もあり、去年大倶利伽羅見た時に身幅が広くがっしりした印象が強かったのですがこの脇差も太めの刀身でどっしりしてました。
館内は広くなく、2ブースくらいなのですが混んでいたので一通り見終わるまでに1時間かかりました。それでも大満足~~~次から日本刀を鑑賞する時は前よりまともな感想が言えそうです。
もう地鉄見て「なんか水垢みたいな模様~~~😍」という事はなさそう…
帰りに裏の庭園に行ったらぽつぽつとですが梅が咲いていました。
0コメント